水差しの重要性
使いたい色できれいに描くためには、絵の具の濁りは避けなくてはいけません。また、メーカーや溶く濃さによって質やタッチが変わるため、表現に適した水の調整が必要です。
そのため、絵の具を使用する際には、以下のような水差しなどの水回りの補助道具を使うことをお勧めします。
水差し
水差しは絵具の色を濁らせたくない人におすすめです。
筆洗器の水から筆を使って水を足そうとすると、時間がかかる上に筆洗器の水の汚れが絵の具に移ってしまいます。水差しを使えば水の量も調整しやすくきれいに絵具を混ぜることができます。
画材屋さん以外にも医療用として売られている場合や、園芸用の水やりのボトルとして売られている場合があります。少量の水を出せるような水差しがあると、こぼすことなく必要な分だけ水が使えるので便利です。
特にアクリルガッシュを使ってポスター調でマットに塗るときやデザイン画のときなど、色相や明度 色ムラにシビアである場面では必須ともいえます。
霧吹き
絵の具の表面が乾いてきたなと感じたら上から振りかけます。
ただし大きな粒の霧で振りかけると隣り合った色同士が水を伝って混ざってしまうので細かい霧で量を調節しながら振りかけてください。